マンションのお正月花2018(その2)
恒例のマンションお正月花の2つのうち、1つは既成概念にとらわれず私の世界観で展開。おかげさまで「アーティストがいて嬉しい」とか「毎年楽しみにしている」等、好評だ。意識高い系な方々ばかり、というか心の広い人たちで本当にありがたい。
今回は赤と緑の対比を。また、今回はお手伝いしてくださる方々に、もっといけばなを実感していただこうと、竹の花器にそれぞれいけていただいた。どんどんいける人、奥さんを呼んで来る人、見学を決め込む人等、いろいろだ。私も万年青を、ここはお流儀風にいけた。
竹は、駅の向こう側にあるTさんの竹林から切って運んだ。何年も前に散歩中に竹林を見つけて、側で畑仕事をするお年寄りに声をかけ、その後、竹を切らせていただいたことがある。そこのお宅に久しぶりに伺ったのである。すると娘さんが出てこられ「おじいちゃんは亡くなりましたが、東さんが来たら好きに切って行ってもらうように、と言ってましたので」と。ジーンとしながら、切らせてもらった。
(写真/大仲宏忠)
マンションのお正月花2018(その3)も見てくださいね。