和蘭「春色」を1本、いける

蘭というと、どんなイメージを持ちますか? 私は、ゴージャスでちょっと気位が高くて、、、なんて感じます。ところがそんなイメージとは異なる蘭に出会いました。和蘭です。

羽衣洋蘭園さんの和蘭「春色(しゅんしょく)」。

ややうつむき気味にひそやかないでたちながら、凛とした気品を兼ね備えています。しばし眺めた後に気付くのは、そこはかとない色気。なんか良いです。ワタクシ、そんな女性になりたいんですけどぉ〜。無理か。。。

この「春色」をいけてみることにしました。葉っぱは水仙の葉をあたかも蘭の葉のようにみせかけようとしたけど、写真の通りイケてない! で、これはボツにします。風情ある「春色」だからこそ、フェイクだと邪道に見えてしまうのでしょう。とはいえ、蘭は葉を刈り取ってしまうともう来年は花が咲かないのだそうで、葉を売りに出すのは難しいらしいのです。デリケートですね。でも、きっといつか葉も生産者さんの努力により出荷されるようになると思いますっ!(プレッシャーかけてスミマセン。)

で、仕切り直して、今度はまーったく違う葉を合わせてみました。シペラスです。葉を半分ほど省略して添えました。潔くて?良いかな〜なんて思ってます。

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光で金魚草の茎を曲げる

茎を矯めようと(曲げようと)すると、やだよ!とばかりにぽきんと折れる一本気(?)な花でも、チューリップやストック、金魚草などの花は、光のある方向へ向かっていく性質を利用して矯められます。

で、矯めた金魚草に、水仙の葉っぱをあしらってみました。
な〜んて偉そうに言っちゃったけど、実のところ、これは1週間も前にこども教室用に買った予備の花で、しばらくバケツの中に放置していたのです。

放置された気の毒な金魚草ちゃんは暗がりの中、光を求めました。数日後、それに気づいたワタシは、すぐにいけることなく、もうしばらく金魚草ちゃんに頑張ってもらうことにしました。「ごめんね、でもあなたの頑張りは無にしないから! 写真を撮ってみんなに見てもらうから!!」

というわけで頑張ってもらった結果がこちらです。
金魚草

ということは、金魚草ちゃんたちが背筋伸ばしてまっ直ぐにお花屋さんに並んでいられるのも、花農家の方たちが光の方向を工夫してるってことなんですねー。

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パーティの取り皿に

【この指とまれ2010展】でのレセプションパーティ用に、紙皿などの用意を頼まれました。

気持ちとしては陶器の取り皿を使いたいところ。しかしレンタルでも費用面やその他の制約があって難しい。そこで、おっされ〜な形状でエコな紙皿を見つけたのですが、これとて仰せつかった予算にはとうてい収まりません。バガス紙(さとうきびカスで作った紙)の紙皿はパーティにはちょっぴり寂しいし。

で、思いついたのが、コレ!

舟経木

舟経木


たこ焼きがよく乗ってるお舟、舟経木です。これを取り皿にすることにしました。エゾ松の間伐材で作ってるらしい。

意外性で勝負です。外国の方など面白がるんじゃないかな? これ、パーティで使うの流行らないかなあ。。。この上に笹の葉なんか敷いたら、超クールじゃない?

ちなみに、私が買ったのは8寸サイズです。普通のたこ焼き8個分くらいの大きさ。7寸はちょい小さめかも。合羽橋で100個単位で売っていました。もう少し小ロットで売っていたら使いやすいかもしれませんね。

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